NYの時代とともに栄枯盛衰

 

新しい地下鉄ラインの開発、Hudson Yardsの開発, Park Aveの開発とニューヨークではこれでもかと開発が続いています。特に著しいのは川沿いです。Hudson River沿いにはDowntownからUpperwestを超えてどんどん高層ビルが開発されていっています。

ウエストビレッジにWhitney美術館ができたのも最近の話ですし、さらに北に上がればMTAの7番線と歩調を合わせるかのように、Hudson Yardsの開発が進んでいます

。Hudson Yards Project は12,700,000平方フィート (1,180,000 m²)以上の新しいオフィス、住宅、および小売スペースを含む16の超高層ビルが建つことになっています。これらは、6,000,000平方フィート (560,000 m²)の商業オフィススペース、レストラン、カフェ、マーケット、およびバーを備えた750,000平方フィート (70,000 m²)の小売センター、ホテル、文化スペース、約5,000戸の住宅、750席を持つ学校、および14エーカー (5.7 ha)の公共空間からなります。総工費はUS$20 billion以上、1日の訪問者数は65,000人と見積もられているそうです。

クイーンズの注目エリアであるロングアイランドシティも最近になって開発が本格化してきました。こちらもイーストリバー沿いに並ぶ倉庫街でしたが、近年高層ビルが立ち並ぶエリアと変わってきています。

 

イーストリバーにしてもハドソンリバーにしても、なぜ川沿いには倉庫が多かったのか。

 

それはかつてニューヨークでは都市交通網が水上交通だった時代があったからです。水上交通が主だった時代には川近くにたくさんの倉庫がたてられました。そのため当時はイーストリバーやハドソン川沿いが栄えました。

しかし、JFK空港ができたことによって、水上交通の重要性が低くなり、ハドソンリバー沿いはどんどん廃れていき、そこに目をつけた人たちは廃れた倉庫などを使って80年代に多くのクラブをマンハッタンの西側にオープンしていったのです。そのあと、90年代にジュリアーニ市長の再開発政策により、アンダーグランドなクラブは一層され、おしゃれなラウンジがこのエリアに次々と登場しました。

そこはミートパッキングエリアと呼ばれていてかつては精肉工場街でした。今でも精肉工場はありますが、その多くがWhitney美術館の建設のために売却されたり、年々縮小しています。

 

もちろんこれらの開発は行政の開発許可によるところが大きいですが、それはこのようなニューヨークの歴史の歩みとともに起きた変化だと言えるでしょう。

 

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